大阪トンネル展望台は、八丈島の大賀郷と樫立を結ぶトンネルにある展望台です。ここからは、八丈富士や三原山の峰、横間海岸、八丈小島などが見渡せます。また、夕日鑑賞スポットとしても有名で、夕景が美しいことで知られています。大坂トンネル展望台は、八丈島の観光スポットのひとつです。
大阪トンネルは、八丈島の大賀郷と樫立を結ぶトンネルにある展望台の名前です。大坂トンネルとも呼ばれ、全長151mで、明治40年に竣工しました。このトンネルは、日露戦争の戦勝記念事業として建設され、大賀郷と坂上を結ぶので、大坂トンネルと名付けられました。
八丈島の服部屋敷跡には、江戸時代に幕府御用船を管理する職にあった服部家の屋敷跡があります。現在は、南国風の庭園と歴史深い屋敷が整備され、島の伝統芸能を気軽に楽しめる施設となっています。当時の建物は残っていませんが、流人の近藤富蔵が築いた二重の玉石垣や樹齢700年といわれる大ソテツは見事なものです。八丈太鼓や樫立踊りの実演なども行われています。
近藤富蔵(こんどう とみぞう)は、江戸時代後期から明治の人物で、民俗学者です。旗本・近藤重蔵の長男で、流罪に処された後、八丈島で生涯を過ごしました。彼は、八丈島の確立に尽力し、『八丈実記』を著しています¹²³. また、彼が築いた二重の玉石垣や樹齢700年といわれる大ソテツは見事なものです。
二重の玉石垣とは、石垣の一種で、石を二重に積み上げたものです。石垣を築く際に、石を一重に積み上げると、地震や風雨などの自然災害によって崩れやすくなるため、二重に積み上げることで強度を高めることができます。八丈島の服部屋敷跡にある二重の玉石垣は、流人の近藤富蔵が築いたもので、見事なものです。
ソテツ(学名: Cycas revoluta)は、裸子植物のソテツ目、ソテツ科、ソテツ属に属する常緑樹です。幹の頂端に大きな葉が多数密生し、外観はヤシや木生シダに似ています。八丈島の服部屋敷跡にある樹齢700年といわれる大ソテツは見事なものです。
八丈島は、伊豆諸島の火山島で、面積は約69.11 km²です。 三原山は、八丈島の南東側に位置する標高701mの火山で、約10万年前から始まった海中火山の噴火によって生まれた玄武岩質の成層火山です。 約2万年前に大噴火があり、そのすぐ後に中央部分が大きく陥没し、直径1kmものカルデラができました。三原山は、八丈富士とは対照的に浸食の進んだ地形になっています。
その歴史については、1487年(文明19年/長享元年)12月、1518年(永正15年)2月、1522年(大永2年)-1523年(大永3年)、1605年(慶長10年)10月、1606年(慶長11年)1月に噴火が記録されており、特に1606年の記録には、海底噴火によって火山島ができたとされる。 なお、最後の噴火の記録については1605年といわれたり1606年といわれたり、多くの資料において統一がされておらず、また八丈島誌などには最後の噴火を富士山宝永噴火の1707年(宝永4年)とする説もある。ただしこれについては伝聞などによる記録の為、信憑性に疑問が残されています。
玄武岩質とは、玄武岩の一種で、深成岩の斑れい岩に対応するものです。玄武岩は、火山岩の一種で、主に海底火山で見られるもので、玄武岩質は、玄武岩の中でも特に、輝石やかんらん石、斜長石などの鉱物が含まれるものを指します。玄武岩質の岩石は、黒っぽく見えることが多く、肉眼で見えないほど小さい場合もあります。
成層火山とは、ほぼ同一の火口からの複数回の噴火により、溶岩や火山砕屑物などが積み重なり形成された円錐状の火山のことです。成層火山は、複数回の噴火によって形成されるため、火山体は層を成しており、その層は溶岩や火山砕屑物などの互層で構成されています。成層火山は、火山活動が活発で、爆発的な噴火を起こすことがあります。
カルデラは、火山活動によってできた大きな凹地のことです。カルデラは、ほぼ同一の火口からの複数回の噴火により、溶岩や火山砕屑物などが積み重なり形成された円錐状の火山である成層火山の山頂部が崩壊してできることが多いです。また、火山爆発指数(VEI)が6以上の爆発的な噴火によって形成されることが多いです。
火山噴火指数(VEI)とは、火山の爆発規模を示す指標で、1982年にアメリカ地質調査所のクリス・ニューホールとハワイ大学マノア校のスティーブン・セルフが提唱したものです。 VEIは、噴出物の量に基づいて0から8までの区分に分けられます。VEIが1上がるごとに、噴出物の量は10倍になります。ただし、VEIは噴火のエネルギーの大小を意味しないため、噴火の規模を正確に表現するためには、VEI以外の指標も必要です。
左の写真の左の白い建物のジャージーカフェは、八丈島乳業が運営するカフェで、ジャージー牛乳を使った様々なメニューが楽しめます。濃厚なジャージー牛乳を使用したソフトクリームや、島産素材を使ったスイーツなどが人気です。店内は、島内在住の女性制作家によるお洒落で落ち着いたデザインとなっています。
営業時間は、10:00~18:00で、年中無休です。 住所は、東京都八丈島八丈町大賀郷2370-1で、電話番号は04996-2-5922です。
八丈島乳業株式会社は、八丈島で放牧されたジャージー牛からとれる新鮮な牛乳を使い、様々な乳製品を製造している会社です。八丈島ジャージーカフェを運営しており、ジャージー牛乳を使用した様々なメニューが楽しめます¹³. 代表的な商品には、八丈島ジャージープリン、八丈島ジャージーヨーグルト、八丈島ジャージーバターなどがあります。
酪農業が始まったのは明治時代とされています。当時の冷蔵技術は未熟で、本土から乳製品を運ぶのは高コストでした。牛のえさを島内でまかなえたこともあり、酪農が次第に発展しました。1923年には八丈島練乳株式会社が設立され、のちに現在の森永乳業の工場となります。
八丈島ジャージーカフェでは、ジャージー牛乳を使用した様々なメニューが楽しめます。以下は、八丈島ジャージーカフェの公式サイト¹に掲載されているメニューの一部です。
- 明日葉白玉あずきパフェ
- パッションゼリーソフト
- コーヒーゼリーソフト
- ジャージー明日葉ソフト
- ジャージーソフトクリーム
- モッツァレラ・ドラータ
- 八丈島ジャージープリン
- リードパーク特製パッションムース
- リードパーク特製パンナコッタ
- ワイルル特製チョコレートケーキ
- ワイルル特製八丈フルーツレモン・ベイクドチーズケーキ
- ベーグルサンド(リコッタ&ブルーベリー)
- ベーグルサンド(リコッタ&スモークサーモン)
- ホットドッグ
- ジャージーチョコレートソフト
- 安納芋モンブランソフト
ジャージー牛乳とは、ジャージー牛から搾乳されるミルクのことです。ジャージー牛は、英国チャネル諸島のジャージー島原産の乳牛で、ホルスタイン種と比べて小柄な体格ですが、その牛乳は濃厚で甘く、美味しいとされています¹²³. ジャージー牛乳は、乳脂肪率が高く、無脂乳固形分も多く含まれており、牛乳本来のコクと甘さが広がります。
八丈島空港は、東京都八丈町(八丈島)にある地方管理空港です。その歴史をご紹介します。
この空港は、三原山と八丈富士に挟まれた地形にあり、外洋の孤島という事情から風の変化が大きく霧も発生しやすいなど、国内でも屈指の離着陸が難しい空港とされています。そのため、条件付き運航や欠航が生じることもあります。
現在は、ANA(全日本空輸)や東邦航空が運航しており、八丈島へのアクセスを支えています。
八丈島空港の駐車場は、以下の特徴を持っています。
八丈島空港では、八丈島の特産品を使ったお土産や島焼酎、さらには伝統工芸品も購入できます。朝から営業しているので、朝一の便を利用する方でも安心して買い物できますよ。以下は、八丈島空港で購入できるおすすめお土産品です。
南原千畳岩(南原千畳敷)は、八丈島の西岸、八重根港に近い船戸鼻にある溶岩流の岩海です。この特異な景観は、八丈富士(西山)の噴火で流出した玄武岩の溶岩流が固まってできた溶岩台地で、幅100メートル、長さ500メートルという大規模なものです。黒々とした玄武岩が広がり、荒涼とした世界を形作っています。
眼前には八丈小島も見え、八丈島火山の一部である独立した成層火山です。海底には側火山も眠っており、そうした火山活動が南原千畳岩のダイナミックな景観を生み出しています。
南原千畳岩の岩海は整備された南原園地から眺めることができます。岩場に下る階段もありますが、亀裂が走っているため、散策時には足元に注意が必要です。特に秋の夕景は美しく、周辺の磯は磯釣りのポイントとしても人気です。
また、南原園地の南側には宇喜多秀家と豪姫の座像があり、バーベキュー場も整備されています。八丈島から帰る直前なら、少し重たいお土産を空港で手に入れてみてくださいね 🍬🛫🌴.